dna_portrait

doubleNegatives Architecture
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 建築グループとして1998年に開設される。プロジェクトごとに専門家によってメンバーを編成。 インスタレーション、ソフトウェア、建築設計などハード/ソフトウェアを横断するユニークな活動を展開する。
 「建築」の概念自体をあらためて問い直すその姿勢は90年代半ば以降取り組んできた、主観的な視点による極座標による空間表記研究から一貫し、空間を計測する装置・プロセスとして「建築」を位置づけている。2007年10月~2008年1月にわたり、山口情報芸術センター(YCAM)にて発表された、かつてないスタイルの建築展 Corpora in Si(gh)teコーポラ・イン・サイト は展示会場を中心とした敷地全域 [館内、中央公園] に、多数のセンサーを付設したメッシュネットワークを形成し、リアルタイムの環境情報 [気温、明るさ、風 向、音・ノイズetc.] を広範囲に収集・集積していく。そのデータ解析をもとに、特殊な結節法則によって構造化される不可視の建築が、リアルタイムプロセッシングによって、館内・野外に生体のように成長または減退しながら生成されていくというプロジェクト。この〈情報建築体〉は、情報/建築の各結節点 (ノード) から、自らをノーテーション (空間表記) する知覚ポイントを持つことによって、時間軸に沿って建築全体を多様な形態 (Corpora) へと変容させていく独自の空間認識とシステムを内在している。 Corporaは、ここでは総体を構築していくシステムとして作動し、環境に生息するかのような建築のディテール の変化は、館内のいくつかのポイントからAR (オーギュメンテッド・リアリティ /強化現実) 技術により、実風景に重ねられた (オーバーラップ) 映像として、 観客に向けて視覚化された。同プロジェクトは第11回ベネチア国際建築ビエンナーレにてハンガリー国代表として選出され、2008年10月~11月にわたりハンガリー ナショナル パビリオン全館を使って展示された。
2009年2月ベルリン transmediale.09にて招待展示され、ARS electronica 09 Hybrid art 部門にてHonorary Mentionを受ける。Corporaシステムより生成デザインされた《BAU advertising office》 東京六本木、《多摩美術大学Algorithmic Wall》 東京八王子などが代表作。 2008年より中谷芙二子(霧の彫刻家)への協力、共同制作をスタートしている。